序章2 凶悪な先輩との出会い1

| コメント(0) | トラックバック(0)
 その日、自分はいつも通り練習スポットにモチュールの空き容器で目印つけて、簡単なコースを作ってグリグリと回っていました。そんなとき、近くで同じように練習している人たちのことは、嫌でも眼に留まるものです。そしてその日自分が見たのは......怪しげな二人組の中年男でした。
 ひとりは、慣れていない人間ならターンすら難しいほどの道幅の練習場で、でかいGSF1200をグルグルとんでもない速度で回してます。まるで曲芸...。さらにもうひとりは、ミニバイクのKSRに乗っているのですが、なんかラジエターシュラウドが横に広がっていて、バランスが変。音も変です。走りはもっと変......。一本のパイロンの周りを、自分の尻尾を追いかける狂犬のようにグルグル回っています。なんじゃあれは......。
 そしてそんな二人を眼の端に留めながらひとしきり遊んだあと、自分が帰りがけにその二人のそばを通ると、自分は呼び止められたのでした。
「やあ君! 動画とってあげるから、走ってみなよ」。
 なにいいいい!!
 恥ずかしながら、全開で攻めて走ってみました。冷えた路面にリアが大きく横流れしてギョッとしながらも平静を装い。すると、その二人はバイクを見ながらこう言ったのです。
「人がバイクを越えているよね~~(ニヤニヤ)」
「このバイクではですね! もう限界。タイヤが限界。君はスゴクハヤイからホイールを変えたらもっともっとハヤクナルヨ! 今はGPR70SPっていういいタイヤがあるから、それを履けるホイールにスルコトダネ(ニヤニヤ)」
ftire.jpg



当時使っていたTT900GP。たしかにタイヤ限界ではあったけど......。


 この二人、GSFの方が、現A級のジムカーナ選手で当時B級シードだったTさん、そしてKSRの方は、現B級で後にジムカーナのイベントレース「関東事務茶屋杯」の主催者となるKさんでした。聞くと彼のKSRにはKDX220SRのエンジンを積んでいるといいます。そりゃ、ラジエターでかいはずです。アホかと思いました。ちなみに当時を思い出してK氏はこう言います。
「あの時は、練習場の真ん中でずっと走ってるウルセエのがいるから、一緒に走って仲間に引き入れて場所を開放させるか、けちょんけちょんにして退場させるつもりだった」 
 思えばこの鬼畜三人との出会いが、その後の自分の人生を大きく左右することになったワケですが、自分が本格的に道を踏み外すには、もう一つの強烈な体験が必要でした。そう、忘れようにも忘れられない、強烈な体験が!!
 どうでもいいことですが、こうやって書いている背後で、嫁の水槽の餌金(熱帯魚の餌用の金魚)が、観賞用の水草をバシバシ食っています。止めるべきでしょうか。

つづく

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.singlenuts.jp/mt/mt-tb.cgi/76

コメントする

最近のブログ記事

SR NIGHT 17th
SR NIGHT 、年内最後の開催です。…
東海SRナイト vol.10
SRナイト★パート10 1億2千万人の…
SRバトン 関西22人目  ラングリーです
はじめまして。SRバトン 関西21人目の…
無料アクセス解析 ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ...